カメラマン飽和時代。選ばれるフォトスタジオになりたい
この子が持っているカメラは、私が生まれて初めてシャッターを切った一眼レフです。
もう30年以上前の話。
もちろんカメラの知識なんでまるで無い子供だった私に、フルマニュアルのカメラを操れるわけもなく、現像から上がってきた写真はほとんど真っ白か真っ黒だった気がします。
今は誰でも簡単に写真が撮れる時代になりました。1、2歳の子がスマホのカメラで写真を撮るなんて光景も珍しくないですよね。
昔は専門的な知識が必要だったカメラが、今は難しいこと考えなくても綺麗に写るように進化しました。ジャンルにもよりますが、カメラマンはもはや技術職ではなくなり、参入障壁は限りなく低くなりました。技術以外の部分で差が出る。センスだったり発信力だったり。
これはネガティブな意味で言っているのではなく、むしろ良い方向に向かっているのだと思っています。
新しい才能が次から次へ現れる流れ。
Instagramを見ているとフリーランスのカメラマン、特に出張系のカメラマンはここ数年でものすごく増えたような気がします。
私もそうですが、昔はカメラマンになりたかったらフォトスタジオに就職するのが一般的でした。アシスタントをしながら学び、やっとのことでカメラマンになる。
今は違います。
何十年もカメラマン一筋でやってきた人より、始めたばかりのカメラマンの方が良い写真を撮る、なんてことも大いにありえる状況になったということです。
なかなかなレッドオーシャン。
そんな中、選んでもらうにはどうすればよいか。
考えることをやめたら、きっとあっという間に淘汰されてしまうのでしょうね。
アトリエノエルも立ち止まらず考え続けていきます。
このブログやSNSなどで発信していきますので、ぜひチェックしてくださいね。
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